インダストリー4.0
(2017.12.6. 記事:岡野安暢)
これから、AI(人工知能)やIoT、ロボットといった新技術が、産業を大きく変革する時代へと突入します。いわゆるインダストリー4.0(第4次産業革命)の幕開けです。これから起きる第4次革命では、様々なモノがインターネットにつながり、それをAI(人工知能)が制御するようになると言われています。これまで過去3回の産業革命と大きく違うのは、人間が機械をコントロールしていたのに対して、第4次産業革命では人間の代わりにAIが機械を自動制御するようになります。そして、これまで人間が行ってきた仕事の大半が人工知能に変わります。経産省の試算によると、経営や商品企画の分野で136万人、製造・調達分野で262万人、管理部門で145万人が仕事を失うという発表もありました。その反面、人工知能関連の国内市場規模は2030年までに86兆円以上になるとも予測されています。
すべてがデータ化される
(2017.12.6. 記事:岡野安暢)
第四次産業革命の技術の一つとして「IoT」があります。IoTとは、あらゆるモノがネットワークにつながり、リアルタイムで情報をやり取りする仕組みのこと。そして、ネットワークにモノをつなげることでさまざまな事が、データ化され、蓄積され、活用されるようになります。例えば、自動車がネットワークにつながった場合、道路の混雑状況や、効率良い道順、天気予報や路面の状況などのデータがリアルタイムで集められ、更には他の運転者と共有することも可能になります。そして、このデータ解析するのに活躍するのが、4次革命の要とも言われるAI人工知能です。AI人工知能は、IoTで集めたデータを分析して実際にインフラや機械の制御をしたりします。例えば、自動車を例にしますと、歩行者、信号、渋滞、交通規制、天気、路面、周辺などの情報をAIがIoTなどから入手し、分析することで、AIによる自動運転も可能になると期待されています。これからの日本は、世界に先駆けて高齢化と人口減少が大問題となります。これら、AI人工知能による技術は、さまざまな事が便利になるだけでなく、労働人口問題への解決策としても注目されるでしょう。
ビッグデータの重要性
(2017.12.6. 記事:岡野安暢)
AIがその優れた性能を発揮するためには、IoTで収集される「データ」が重要となります。勿論、データが少なければ役に立つ分析もできず、活用ができません。そこで「ビッグデータ」と呼ばれる大量のデータが必要となるのです。例えば、ショッピングサイトでは多数の顧客の購買データを集めることで、AIが自動で次の購買を予測したり、医療分野では、天気や湿度、ウイルスの傾向データなどから、伝染病の拡大予測などが可能になります。
これからこの「ビッグデータ」は、企業に利益をもたらす重要な源になります。つまり、企業の生命線であるとも考えられ、不用意なデータ共有は企業の存続を危うくさせることもあります。これから第四次産業革命が実現していく過程において、かなり社会に大きなインパクトをもたらすことは必須となりそうだ。
今社長がやるべきこととは
(2017.12.6. 記事:岡野安暢)
私たち経営者がこの時代をどう生き抜けば良いのかみましょう。
ここでまず、これまで過去に3回あった産業革命について少しおさらいをしておきましょう。第1次産業革命では「蒸気」という新しい動力が出現しました。続く第2次産業革命では「電気」と「石油」による大量生産が実現し、第3次革命では「コンピューター技術」が登場して急速に自動化とネットワーク化が進みました。これまで過去の産業革命を振り返ると、それぞれの時代にそれぞれの英雄たちが現れて時代をリードしてきました。そして、
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代表者 代表取締役 岡野安暢
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